下肢静脈瘤でお悩みの方へ
2014(平成26)年より下肢静脈瘤の治療として、新たに高周波(ラジオ波)による下肢静脈瘤血管内焼灼術が保険適応となりました。2016年2月、寺岡記念病院は、6学会(日本静脈学会、日本血管外科学会、日本脈管学会、日本皮膚科学学会、日本形成外科学会および日本インターベンショナルラジオロジー学会)の構成からなる下肢静脈瘤血管内焼灼術実施管理委員会により「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施施設」に認定されました。
下肢静脈瘤について
下肢静脈瘤は命にかかわる病気ではありませんが、自然に改善することはなく、時間の経過とともに徐々に悪化していきます。 重症化すると湿疹や脂肪皮膚硬化症などの「うっ帯性皮膚炎」を合併します。さらに悪化すると「潰瘍」になってしまいます。
下肢静脈瘤の例
下肢静脈瘤の悪化例
下肢静脈瘤の症状は
治療方法は
圧迫療法 | 保存的治療 |
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硬化療法 | 静脈に薬を注入して固める |
高位結紮術 | 血管をしばる手術 |
血管内焼却術 | 血管を内側から焼いてふさぐ手術 |
ストリッピング手術 | 血管を引き抜く手術 |
日帰り治療や、入院治療もあります。
下肢静脈瘤についてご診療希望やご相談がある方は遠慮なくご相談下さい。
下肢静脈瘤の手術治療の流れ
料金例
下肢静脈瘤手術の概算
外来(3割負担) | 1泊入院(3割負担) | |
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硬化療法※1 | (両側)約1.5万円/(片側)約1万円 | 約4万円 |
高位結紮術※1 | (両側)約2.5万円/(片側)約1.2万円 | 約4万円 |
抜去術 (ストリッピング手術)※1 | (両側)約7万円/(片側)約3.5万円 | 約7万円~約8万円 |
血管内焼灼術 | (両側)約10万円/(片側)約5万円 | (両側)約11~12万円/(片側)約6~7万円 |
- 入院には差額ベッド代、食事費が別途必要になります。
- 上記で支払った医療費(入院時の食事費や差額ベッド代を除く)が限度額を超えた場合、保険者へ申請をすれば高額療養費として払い戻されます。
※1 入院後5日以内に施行の場合、短期滞在手術等基本料3の算定対象手術となります。
- 寺岡記念病院 外科外来
- お電話:0847-52-3140
- 電話受付時間:午前9時00分〜午後12時00分(月〜土)
下肢静脈瘤に関するさらに詳しい情報が掲載されています。
→日本コヴィディエンのホームページヘ