年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	0	10	25	15	52	69	176	410	612	352

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040081xx99x00x	誤嚥性肺炎手術なし手術･処置2なし副傷病名なし	120	62.6	20.8	0.1	86.0
110310xx99xx0x	腎臓または尿路の感染症手術なし副傷病名なし	58	32.8	12.6	0.1	82.4
050130xx99000x	心不全手術なし手術･処置1なし手術･処置2なし副傷病名なし	44	39.1	17.7	0.3	85.8
0400801499x002	肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）手術なし手術･処置2なし副傷病名なし重症度A-DROP スコア2	29	28.9	15.2	0.1	85.4
100380xxxxxxxx	体液量減少症	27	28.3	9.1	0.2	78.4

・病名と、行われた医療行為、病態などの組み合わせにより、患者さんの状態は様々に分類されます。この表は内科の入院患者の診断群分類のうち上位5つを挙げたものです。
・高齢化が更に著明となり、それに伴う嚥下機能の低下や免疫能の低下を基盤として誤嚥性肺炎が１位となり、高齢者の感染症として次に多くみられる尿路感染症が２位、心機能の低下による心不全が３位となっています。
※当院は一般病棟だけでなく、回復期リハビリ病棟、療養病棟、地域包括ケア病棟、慢性期病棟を併設しており、急性期治療後のフォローもトータルに実施しています。このため、平均在院日数が全国平均よりは長くなっています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050180xx02xxxx	静脈・リンパ管疾患下肢静脈瘤手術等	17	2.8	2.8	0.0	71.9
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	16	6.1	4.8	0.0	66.6
080010xxxx0xxx	膿皮症手術･処置1なし	-	45.3	12.5	0.0	79.9
060210xx99000x	ヘルニアの記載のない腸閉塞手術なし手術･処置1なし手術･処置2なし副傷病名なし	-	9.0	8.9	0.1	74.6
060150xx99xx0x	虫垂炎手術なし副傷病名なし	-	5.5	6.9	0.0	42.2

・病名と医療行為などの組み合わせにより分類された患者さんのうち、外科入院患者の診断群分類の上位5つを挙げたものです。
・透析および下肢静脈瘤に対しての治療を受ける方、鼠径ヘルニアの患者さんが多く、腸閉塞の患者さんがそれに続きます。
・悪性新生物も含めた腹部疾患の患者数もありますが、DPCコード順での表記では上位に入りません。従ってこの表には挙げていませんが、当然ながら胃癌、大腸癌などの症例もあり手術も実施しています。
※当院は一般病棟だけでなく、回復期リハビリ病棟、療養病棟、地域包括ケア病棟、慢性期病棟を併設しております。急性期治療後のフォローも、トータルに実施しており、平均在院日数が全国平均より長くなっています。

※患者数が１０未満の場合には、「－」と表記しております。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）手術なし手術･処置1なし手術･処置2４あり副傷病名なし重症度発症前Rankin Scale 0、1又は2	43	39.5	16.1	0.1	73.9
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）手術なし手術･処置1なし手術･処置2なし副傷病名なし	28	86.8	18.8	0.1	71.4
010230xx99x00x	てんかん手術なし手術･処置2なし副傷病名なし	27	19.6	7.1	0.0	66.7
010050xx02x00x	非外傷性硬膜下血腫慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等手術･処置2なし副傷病名なし	22	27.9	11.9	0.0	80.9
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷その他の手術あり手術･処置2なし副傷病名なし	15	11.5	9.7	0.1	74.7

・病名と、行われた医療行為、病態などの組み合わせにより、様々に分類された脳神経外科の入院患者の診断群分類のうち上位5つを挙げたものです。
・全国統計でも脳血管障害のうち60％は脳梗塞ですが、高齢化率の高いこの地域でも脳梗塞の患者さんが多いのは当然です。同時にまた、高齢者の転倒、転落による頭部外傷も多くなっています。その結果としての慢性硬膜下血腫の手術例も増えて３２件実施しています。また頸動脈ステント留置術（６件）、脳血管内手術（２件）も行っています。また、脳血管障害を原因とする高齢者の症候性てんかんも年々増加しています。
・DPCコード順での表記では上位に入りませんが、くも膜下出血（外傷性含む）が９件、脳腫瘍３件の治療も実施しています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術　肩、股等	17	76.4	25.9	0.1	82.2
160690xx99xx0x	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）手術なし副傷病名なし	17	53.7	19.4	01	83.6
160800xx99xx0x	股関節・大腿近位の骨折手術なし副傷病名なし	13	40.0	14.4	0.3	85.8
160980xx99x0xx	骨盤損傷手術なし手術･処置2なし	11	43.8	19.6	0.0	88.9
160850xx01xx0x	足関節・足部の骨折・脱臼骨折観血的手術　鎖骨、膝蓋骨、手（舟状骨を除く。）、足、指（手、足）その他等副傷病名なし	-	40.8	15.6	0.0	52.7

・様々な状態の患者さんを、病名と、行われた医療行為などの組み合わせにより分類したものです。整形外科の入院患者の診断群分類のうち上位5つを挙げています。
・骨粗鬆症が基盤にあり、転倒して発症し手術することが多い大腿部近位部骨折と、手術することは少ない腰椎、胸椎圧迫骨折患者が受診されます。早期離床を試みますが、高齢や合併症のため入院期間が長くなる方は、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟で、時間をかけてリハビリを受けていただいています。自宅復帰を目指してのカンファレンスも実施しています。
※当院は一般病棟だけでなく、回復期リハビリ病棟、療養病棟、地域包括ケア病棟、慢性期病棟を併設しており、急性期治療後のフォローもトータルに実施しています。平均在院日数が全国平均より長くなっているのはこのためです。

※患者数が１０未満の場合には、「－」と表記しております。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
110310xx99xx0x	腎臓または尿路の感染症手術なし副傷病名なし	26	22.6	12.6	84.3
110070xx0200xx	膀胱腫瘍膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術手術･処置1なし手術･処置2なし	-	5.6	7.1	78.6
180010x0xxx0xx	敗血症（1歳以上）手術･処置2なし	-	20.2	19.3	84.2
11022xxx99xxxx	男性生殖器疾患手術なし	-	12.3	9.0	68.0
110080xx991x0x	前立腺の悪性腫瘍手術なし手術･処置1あり副傷病名なし	-	3.7	2.5	76.0

・病名と、行われた医療行為などの組み合わせにより、様々な状態の患者さんを分類したものです。泌尿器科の入院患者の診断群分類のうち上位5つを挙げていますが、高齢、寝たきりで、尿路感染による発熱患者さんが多いのが特徴です。
※当院は一般病棟だけでなく、回復期リハビリ病棟、療養病棟、地域包括ケア病棟、慢性期病棟を併設しております。急性期治療後のフォローもトータルに実施しており、平均在院日数が全国平均よりは長くなる傾向があります。

※患者数が１０未満の場合には、「－」と表記しております。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	-	-	-	-	-	-	1	第７版
大腸癌	-	-	-	-	-	11	1	第７版
乳癌	-	-	-	-	-	-	1	第７版
肺癌	-	-	-	-	-	-	1	第７版
肝癌	-	-	-	-	-	-	1	第７版

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	7	20.4	52.6
中等症	33	28.8	78.8
重症	50	39.4	83.6
超重症	29	33.3	88.4
不明	9	46.1	87.7

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	127	80.7	80.6	6.16
その他	19	92.2	78.0	1.37

内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	15	0.9	1.0	0.0	70.6
K610-3	内シャント設置術	11	4.6	19.3	0.0	68.5
K654	内視鏡的消化管止血術	-	1.3	21.6	0.0	78.9
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	-	1.0	8.6	0.0	87.2
K616-4	経皮的シャント拡張術・血栓除去術	-	1.4	3.0	0.64	76.4

・内科入院で手術的処置となった、件数の多い術式順に５件、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢を示しています。
　※輸血関連、創傷処理、皮膚切開、非観血的手術、徒手整復術、軽微な手術などは除外してあります。
・内視鏡的大腸ＥＭＲが最も多く、次いで当院の特色である透析患者が多いため、内シャント設置術も多数を占めています。術後穿刺可能となり病状が安定するのを待つので、入院期間が長くなる傾向があります。
・慢性腎不全（末期腎不全）による内科入院中に、血液透析導入が必要となり、外科に内シャント設置術を依頼することがあります。

※患者数が10未満の場合には、「－」と表記しております。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K617-4	下肢静脈瘤血管内焼灼術	14	0.0	1.6	72.8
K6335	鼠径ヘルニア手術	-	0.3	4.6	65.4
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む）	-	2.0	14.1	75.0
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	-	1.0	4.3	67.8
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	-	3.7	5.3	58.3

・外科の主要手術別患者数の上位５位までを記載しています。診断群分類と同様の傾向で、透析、下肢静脈瘤、鼠径ヘルニアが上位を占めています。
　※輸血関連、創傷処理、皮膚切開、非観血的手術、徒手整復術、軽微な手術などは除外してあります。
・特に血管手術に関しては、血管外科専門医を含むチーム医療によりスピーディな適宜処置を行っています。下肢静脈瘤の治療として、肢への負担の少ないカテーテル治療（血管内焼却術）を導入し、治療件数が増えています。
・胃癌、大腸癌、胆石症、虫垂炎なども腹腔鏡下手術を中心に行っておりますが、上位の数が多いため表には挙がっていません。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	27	0.8	24.6	80.0
K1771	脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）	-	2.4	42.4	56.2
K1642	頭蓋内血腫除去術（開頭）（硬膜下）	-	1.6	120.3	84.7
K1643	頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内）	-	0.1	146.3	68.4
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	-	10.3	93.3	74.0

・脳神経外科の手術件数の多い順に５術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢を示しています。
　※輸血関連、創傷処理、皮膚切開、非観血的手術、徒手整復術、軽微な手術などは除外してあります。
・高齢者の多い地域であり、当然慢性硬膜下出血が最多となります。術後２～３週間のリハビリを行い退院されています。
・脳動脈瘤頚部クリッピング術（破裂あるいは未破裂）、脳内出血に対しての開頭血腫除去も毎年同程度実施しています。経皮的頸動脈ステント留置が年々増加しています。動脈瘤の血管内手術も実施しています。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0461	骨折観血的手術（大腿）	13	4.7	71.3	0.0	83.2
K0463	骨折観血的手術（指）	-	1.1	19.6	0.0	57.8
K0811	人工骨頭挿入術（股）	-	3.2	64.2	0.0	86.8
K0462	骨折観血的手術（前腕）	-	1.2	23.4	0.0	76.4
K0732	関節内骨折観血的手術（足）	-	6.7	65.0	0.32	63.7

・整形外科の手術件数の多い順に５術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢を示しています。
　※輸血関連、創傷処理、皮膚切開、非観血的手術、徒手整復術、軽微な手術などは挙げておりません。
・大腿骨近位部骨折のうち、大腿骨転子部骨折に対しては骨接合術を行い、大腿骨頚部骨折に対しては、骨接合術、あるいは人工骨頭挿入術を行い、できるだけ早く離床を図ります。当院には回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟があり、十分に時間をかけてリハビリテーションを行っています。

※患者数が１０未満の場合には、「－」と表記しております。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K8036ﾛ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（その他）	10	2.1	3.1	78.3
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	-	0.3	21.7	89.7
K805	膀胱瘻造設術	-	7.0	8.5	84.0
K830	精巣摘出術	-	1.0	8.0	74.0
K8412	経尿道的前立腺手術（その他）	-	4.0	11.0	82.0

・泌尿器科の手術件数の多い順に５術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢を示しています。
　※輸血関連、創傷処理、皮膚切開、非観血的手術、徒手整復術、軽微な手術などは除外してあります。
・内視鏡手術が多数を占めています。

※患者数が10未満の場合には、「－」と表記しております。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
異なる	-	-
180010	敗血症	同一	17	0.99
異なる	-	-
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	-	-
異なる	-	-

・項目中「同一」とは、入院の契機となった傷病名と、入院中の主な治療目的である傷病名が同じ場合です。また「異なる」とは、それが違う場合をいいます。言い換えれば、上記傷病名が原因で入院になった場合は「同一」の分類で、入院途中の経過で上記傷病名を発症した場合が「異なる」の分類になります。
・入院契機（原因）と入院中の主な治療内容が「同一」である、敗血症の状態で入院される患者さんの発生率が多くなっています。
　患者さんの高齢化に伴い、重症の肺炎が増加し、特に尿路感染症や深部感染症などは、初発症状が不定で発見しにくい傾向があります。そのため、施設や診療所などから搬送される患者の入院時の症状が、すでに敗血症性ショックであることも希ではありません。この傾向は地域より多くの高齢の重症患者を引き受けることが必要とされる当院では避けがたいことです。

・播種性血管内凝固症候群（DIC）については、入院期間中に臨床経過や検査データからＤＩＣと診断される患者さんが発生しています。しかし、診断群分類（DPC）選択・決定のルール上、入院期間の主要な治療目的がＤＩＣでないとそれを選択できない決まりになっています。
　前述のとおり、当院は急性期、回復期、慢性期病棟を持ち、一般急性期病棟から、その他療養病棟などを経て退院されます。従って、経過中のある期間でＤＩＣの状態ではあっても、全入院期間からみると診断群分類（DPC）にＤＩＣを選択できません。このため、主病名としての播種性血管内凝固症候群（DIC）の症例数は少なくなっています。

※患者数が１０未満の場合には、０を含めて「－」と表記しております

令和元年度 寺岡記念 病院指標

令和元年度寺岡記念病院指標