腎センターについて
当院の腎センターは、1979年に開設、1984年に腹膜透析療法を開始、2003年に透析棟を増築し、41床体制となりました。その後、日本透析医学会教育関連施設としての認定を受け、2012年には2床増床し、現在46床体制で稼動しております。
最新の機器、設備の導入により、患者さんの状態に最も適した治療の選択が可能で、腎臓病の初期状態から腎不全の末期に至るまで幅広く治療およびサポートし、また透析液の清浄化にも積極的に取り組み、エンドトキシンの含まれない高度に管理された透析液で治療を行っております。
さらに、在宅医療のひとつ「CAPD(携行式腹膜透析)の管理」、腎移植後の患者さんへのフォローアップ、また病状如何によってはCHDF(持続血液濾過透析)、血液吸着療法・血漿交換療法などの治療法も取り入れております。
当院では、専任の医師・看護師・臨床工学技士などチームで腎臓医療を行うとともに、脳神経外科をはじめ他科と緊密な連携をとりながら幅広い視野のもとに診療を行っております。一方、臨床・研究においては、岡山大学第3内科と連携を図りながら進めております。
当センターのスタッフは、居宅介護支援事業所とケアカンファランスを行い、患者さんに関わる情報の交換やスタッフのレベルアップのための透析関連の院外研修会への参加、部署内での月一回勉強会などを積極的に行っております。
今後は、栄養管理をより一層充実させるために、医師・栄養士・看護師との連携を強化し、栄養指導、栄養相談を展開いたします。
脳健診センターについて
脳健診センター 近年、高齢化にともない脳疾患(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血等の血管障害、脳腫瘍等)による死亡が増加しています。脳ドックは、脳疾患の早期発見、早期治療のために脳MRI検査、頚部エコー検査を行っています。認知症が心配な方には、知能検査や脳MRI検査による脳萎縮度を測定しております。