近年、病院に入院されている患者さんに対し、口腔ケアを行う必要性は、様々な研究で証明されていますが、 実際にはどこの病院でも実施されている、とはいい難い状況です。 入院患者さんの多くは高齢で、口腔機能が低下しています。また、口腔内に合併症(口内炎や口腔乾燥等)を有している 患者さんもおられます。口腔機能が低下すると、誤嚥(唾液や食物などが気管に入ってしまうこと)が起こり、 誤嚥性肺炎を発症してしまいます。そのため、低栄養になり、食べる楽しみが喪失しています。 結果、患者さんの体力が落ちてしまい、様々な合併症を併発してしまいます。
当院では、誤嚥性肺炎予防を目的として、初めての歯科衛生士2名が、5月から採用されました。
また、非常勤で歯科医師も週1回当院へお越しいただき、口腔ケアの診療にあたっています。
肺炎ゼロを目標に日々邁進していきます。
2015年9月29日(火)に開催しました寺岡記念病院 地域医療連携の会にて発表しました武田院長の資料も併せて掲載します。
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